ツールバーへスキップ

FREEDV:オープンソースのアマチュア無線デジタル音声通信(翻訳作業中)

アマチュア無線が最新技術を駆り立てる!

イントロダクション
FreeDVは、HF帯でのデジタル音声モードです。SSB無線機にPCを接続しFreeDVモードの無料のアプリ( Windows、Linux、OSX 各OS対応)を実行すると、低ビットレートのデジタル音声通信を行うことができます。
PCなくてもHF無線機があればFreeDV(1600および700Dモード)を実行できるSM1000 FreeDVアダプターを購入できます。
ハードウェアまたはソフトウェアの開発者であれば、LGPLライセンスのFreeDV APIを使用して、FreeDVをプロジェクトに統合できます。
FreeDVは、設計、コーディング、ユーザーインターフェイス、テスト等に協力するアマチュア無線家の国際チームによって、開発されています。 FreeDVは、GNU Lesser Public Licenseバージョン2.1の下でリリースされたオープンソースソフトウェアです。 FreeDVで使用されるモデムとCodec 2音声コーデックもオープンソースです。

ニュース
2020年7月 FreeDV Technology ドキュメント と SM1000 firmware V4
2019年11月 FreeDV 1.4 Beta – 700C / 700Dの改善と新しい2020モードの追加
2019年7月 Ver 2 SM1000ファームウェア変更–FreeDV 700Dが含まれています。 詳細はこちら
2018年5月 Ver 1.3 FreeDV GUIプログラム–低SNRでSSBを上回る新しい700Dモード追加 詳細はこちら

FreeDVを選ぶ理由
今のアマチュア無線は、1950年代から60年代にかけて、AMからSSBに移行したように、アナログからデジタルに移行しています。 1~2の企業がSSBの特許を所有し、その技術を独占、あるいは、その技術の解析を禁じ、今後100年間は技術を公開しないとしたら、どう思いますか?  それが、今デジタル音声通信で起こっています。 しかし、アマチュア無線家は、FreeDVにより、技術の主導権を取り戻すことができました。
FreeDVは、音声コーデックを含み、 100%オープンソースソフトウェアを使用しており、独自のものです。 秘密にしたり、専有したりすることはありません。 FreeDVはあるメーカーの閉鎖された技術に縛られることなく、アマチュア無線家が自由に実験や改革を行うことができる、21世紀のアマチュア無線の行く道を表しているようです。
FreeDV 700Dは、低SNR状態でSSBの音質を超えることができます。
FreeDV 2020は、最先端のニューラルネット音声コーディング( LPCNet )を中心に構築されており、アマチュア無線をデジタル無線革新の最前線に導きます。 わずか1600 HzしかRF帯域幅を使用していないのに、8 kHzの広いオーディオ帯域幅を提供します。
都市部で増加するHFノイズはSSB通信では問題となっています。 世界中のハムは、FreeDVの高度なエラー訂正とモデム技術を駆使することで、SSBが使えないほどの都市HFノイズを克服することができます。
FreeDV 1600および2020は、 QO-100衛星通信で使用されており、 インターネットとHF帯通信の実験的な組み合わせで、コンディションの悪さを克服しています。

必要な物
• SSB受信機またはトランシーバー
• FreeDVソフトウェア(ダウンロードリンクは下記のとおり)
• サウンドカードを備えた(交信を行うには2枚、受信のみは1枚のサウンドカード)Windows、Linux、またはOSX PC
• PCと無線機を接続するケーブル。
あるいは、PCの代わりに
• SM1000デジタル音声アダプター
• SM1000を無線機に接続するケーブル

無線機を接続する
無線機にデジタルモード用のUSB内蔵サウンドカードがない場合は、通常の音声入出力を使用します。 他のデジタルモードで使用する無線機―PCインターフェースはFreeDVで動作します。しかしFreeDVで交信する場合は、マイクとスピーカーの接続に二つ目のサウンドインターフェイスが必要です。 ゲーマーが使用するUSBヘッドセットは、二つ目のサウンドインターフェイスとして十分使えます。

無線機の設定
できるだけ音声処理機能をオフにします。 一般的なノイズブランカーや、DSP帯域制限フィルタリター、狭帯域通過フィルターはむしろ邪魔です。デジタルモードではアナログのコンプレサー、DSPノイズ除去、ビート除去、などの音声処理は全く必要ありません。 FreeDVのHFモデムは独自のDSP処理を行います。これは、一般的な他のデジタルモードプログラムでも同様だと思います。
FreeDVのS / N(信号対雑音比)表示により、さまざまな設定での受信効果を確認できます。 高いS / N比が良い状態です。
送信機出力はPEP電力の約20%を推奨します。 FreeDVのHFモデムは、8〜12 dBのピーク対平均電力比があります。 オーバードライブすると、受信S / Nが低下します。デジタル音声にはパワーは多い方が良いとは言えません。

ダウンロード
• FreeDV 1.4 Beta Windows 32ビットインストーラー
• FreeDV 1.4 Beta Windows 64ビットインストーラー
• FreeDV 1.4.0 Mac OSXディスクイメージ
• FedoraおよびFedora EPEL 6および7レポジトリー登録されました
• Debian Unstableレポジトリに登録されました

ソースコード
• FreeDV GUIソースコード
• コーデック2ソースコード
• FreeDV GUIソースコードアーカイブ1
• FreeDV GUIソースコードアーカイブ2(1.4より前)
• Codec2ソースコードアーカイブ1
 Codec2ソースコードアーカイブ2(0.9.2より前)
• LPCNet(実験的FreeDVバージョン)ソースコードアーカイブ

ドキュメント
以下のようなガイドが利用可能です
• FreeDVユーザーマニュアル  – FreeDVの始め方、FreeDVの最新バージョンの高度な機能と新しい機能に関する注意事項が記載されています。
• VK5SA FreeDVクイックスタートガイド
• SM1000マニュアル – SM1000のセットアップ、使い方、再書き込みの方法。
• SM1000パッチリードを構築するためのVK5DMガイド

誰とQSOできますか?
K7VE FreeDV QSO Finderにログインすると、FreeDVを使用している他のハムを見つけることができます。

アルゼンチン 7.045 MHz LSB 月、水、金1800 UTC ラジオクラブコロネルプリングルズLU4EEC KiwiSDRで聴く
オーストラリア 7.177MHz 常時 一般QSO
オランダ USBで3.720 MHz 毎週日曜日1000 UTC ネット
英国 3.643MHz LSB 日曜日の朝09:00ローカルタイム Matt G6WPJによるRSGB放送
英国 3.697 MHz LSB 700D 16:00ローカルタイム 一般QSO
米国 14.236 MHz USB 常時 一般QSO

サポート
• ご質問は Google グループの Digital Voice グループに投稿してください。
• 開発者はCodec 2メーリングリストに登録してください。

IRCチャット
カジュアルチャットは、freenode.netに#freedv IRCチャンネルがあります

機能まとめ

• クロスプラットフォーム(Linux、Windows、OSX)で動作
• 誰でも試して変更できるオープンソースの特許フリーのコーデックとモデム
• ウォーターフォール、スペクトル、分散、およびオーディオオシロスコープ表示。
• 調整可能なスケルチ
• 高速/低速SNR推定
• マイクおよびスピーカー信号オーディオイコライザー
• CATによるPTTの制御
• 1枚(受信のみ)または2枚(送信と受信)のサウンドカード、たとえば、内蔵のサウンドカードとUSBヘッドフォンで動作可能

クレジット
FreeDVは、VK5DGR/David Roweによって維持および拡張されています。
KF5OIM/Richard Shawは、Cmakeビルドシステム、WindowsおよびFedoraパッケージを管理しています。
K5WH/Walter Holmes, jrは、米国でWindowsテストをリードしています。
Debianパッケージについて、AA4HS/A. Maitland BottomsとDebian Hamradio Maintainersに感謝します。
K6AQ/Mooneer SalemとK4DET/David Tillerは、プロジェクトのOSXイメージを親切に作成してくれました。
開発が進むにつれて、このウェブサイトで紹介していない多くの人が助けてくれています。 私たちは皆さんに感謝しています。

歴史
2012年、FreeDVはDavid Witten(GUI、アーキテクチャ)とDavid Rowe(Codec 2、モデムの実装、統合)によってゼロからコーディングされました。
FreeDVの設計およびユーザーインターフェイスは、HB9TLK/ Francesco Lanzaによって開発されたFDMDVに基づいています。 Francescoは、G3PLX/Peter Martinezからモデム設計に関するアドバイスを受けました。G3PLX/Peter Martinezは、FreeDVで使用されるFDMDVモデムについてDavidにもアドバイスしました。
K0PFX/Mel Whittenは、FDMDVを含むいくつかのデジタル音声システムの設計、テスト、およびプロモーションに貢献しています。 こういった実践的な経験が、現在の高速同期、FECなし、低遅延システムにより、オペレーターに「SSB」タイプの感覚を与える設計につながっています。 Melとアルファテスターのチーム(N4DVR/Gerry、K3DCC/Jim、WA6NUT/Rick、K2MO/Tony)は、FreeDVの使いやすさと設計に関するフィードバックを行いました。
Bruce Perensは、アマチュア無線のオープンソースで特許フリーの音声コーデックの思想的リーダーです。 彼はCodec 2とFreeDVの開発に刺激を与え、促進し、奨励しました。

リンク
• Google DigitalVoiceグループ
• コーデック2音声コーデック
• K7VEのFreeDV QSOファインダー
• アルゼンチンのラジオクラブコロネルプリングルズ
FreeDVおよびその他のデジタルモードで非常にアクティブです。 LU4EEC KiwiSDRでは、月曜日、水曜日、金曜日の夕方1800 UTCに7.045 MHZ LSBのFreeDV伝送を聞くことができます。
• FreeDV 1600仕様
• Tigertronicsリグインターフェースのユーザー向けの注意事項
• David RoweがCODEC2についてインタビューされました(Youtube)

FreeDVをハードウェア製品またはソフトウェアプロジェクトに追加する
ハードウェアまたはソフトウェアの開発者であれば、LGPLライセンスのFreeDV APIを使用して、FreeDVをプロジェクトに統合できます 。
FreeDVを使用するのにライセンス料は必要ありません。 プロジェクトに含めるのは、Cコードのライブラリをコンパイルするのと同じくらい簡単です。 FreeDVはオペレーティングシステムを必要とせず、マイクロコントローラーなどの小さなマシンで問題なく「ベアメタル」で実行されます。 ハードウェア浮動小数点ユニット(FPU)が必要です。
FreeDVスタックは、最新のPCのCPUリソースの約1%で実行されるgccコンパイル可能なCソフトウェアです。 FreeDV 1600および700Dは、「ベアメタル」STM32F4マイクロコントローラ(168MHz、FPU、128k RAM、500kフラッシュ)にも移植されています。
FreeDVには浮動小数点プロセッサが必要です。 固定小数点実装を開発するのは可能かもしれませんが、FreeDVを実行できる浮動小数点プロセッサが5ドル以下で利用できるようになったため、わざわざ開発する動機にはなりません。

寄付
今年、あなたは無線機にどれくらい費やしましたか? FreeDVと比較してどうですか? FreeDVはアマチュア無線のデジタル音声通信システムのオープンで自由な未来を代表するものです。 PayPal または Patreon 経由で寄付することで支援できます。
FreeDV開発者は、何千時間もの高度に熟練したエンジニアリング時間を寄付しました。 あなたの寄付は、Hamイベントでのハードウェア、旅費、FreeDVプロモーション等での開発者の負担を低減できます。
SM1000 FreeDVアダプターを購入すると、PCまたはサウンドカードなしでお好きなHF無線機でFreeDVを実行できます。 これは、FreeDVおよびCodec 2の主要開発者であるDavid Roweをサポートします。

翻訳 JA1WTO 吉原 啓

FreeDV情報のページです